貿易するなら是非取得を!

~日本輸出入者標準コードについて~

皆さん、こんにちは!

今回は輸出入者符号について説明させて頂きます。

貿易初心者の方は聞いたことがないかもしれませんが、今後貿易を検討されるのであれば、輸出入者符号を取得することをお勧めします。

この輸出入者符号(=日本輸出入者標準コード)というものは、JASTPRO(日本貿易関係手続簡易化協会)という団体が発給しておりまして、この番号をもって輸出入時の通関申告をすることにより税関に通関実績が蓄積されていく仕組みになってます。
ですので、ある程度継続的に(年に1回でも)輸出入される方は是非取得するようお勧めしております。

詳細についてはJASTPROのウェブサイトに記載がありますのでご一読ください。

■日本輸出入者標準コードの説明

https://www.jastpro.org/pages/24/

■Web上での申し込み

https://www.jastpro.org/pages/26/#block130

*上記ページの最下部にある「新規登録申込」からお申し込み下さい。

■郵送でのお申し込み

https://www.jastpro.org/pages/62/

*こちら「新規登録申込書 ⇒ 法人用」からダウンロード下さい。

 2ページ目に登録手続きについての詳細説明が御座います。

*初回登録は6,600円で、申請すれば1週間以内で登録完了できます。

*法人の印鑑証明が必要その後、3年ごとに更新手続きが(3,300円)必要となります。

この輸出入者符号がない場合でも輸出入は出来ますが、通関時に税関から毎回「一見さん」扱いをされ、税関検査などに引っかかる可能性が非常に高くなります(毎回検査に引っ掛かると考えておいた方が良いくらいです)。

逆に、輸出入者符号を持っていれば、通関実績が蓄積され、基本的には税関検査率が下がっていくことになります。

ただ、輸出入者符号取得直後は実績がないため検査確率は高いのですが、検査の結果問題なし、という実績がたまれば検査率が下がっていく仕組みです。

数年前から法人番号も申告欄に記載するようになりましたので、今後はあらゆる情報が法人番号で一元管理されることになるかもしれませんが、2020年時点でも輸出入者符号は輸出入の申告に使用されていますし、それを取得すること自体が会社として真面目に貿易をしようする気持ちの表れでもありますので、取得しておいて損はないかと思いますよ。

私自身の経験や、また同業者からも聞いた話ですが、税関、通関業者に対して輸出入者符号を持っている会社とそうでない会社では、心証が異なるのも事実です。

やはり輸出入者符号がない会社に対しては、

「貿易に慣れていないんだろうな。国内輸送と同じ感覚なんだろうな。」

「書類に申告されている内容以外の商品が入っていないか確認が必要だな」

と思ってしまいます。

それが結果的に不要なコスト(お金・時間)に跳ね返ることもありますので、これから少しでも貿易を始めようお考えの方は輸出入者符号の取得をご検討ください!

何かご不明な点等ございましたら、弊社までお気軽にお問い合わせください!

【担当:梅田】でした~。

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